スーダンにて戦争が再度激化

この世界にあるどのような国にも、多様性に富む人々はいる。現地の方々が伝統的な生活をしていようと、進み続ける文明の波は押し寄せる。

この日本にもかつて、似た時代があったのだ。文明の到来とは映画でも良くある「プロメテウスの火」なのだろう。「火」というものが人類の前に立ち現われた、その出来事を意味している。その魔法を目の当たりにしたとき、人々は平静を保つことができない。

それは暗に未来における「格差状態」を想起させるのだ。内面世界がざわつき、波立ち始め、サーペントのような存在が生まれ出るのか。戦は何度もぶり返し、血をたぎらせる。国家に安定した土台がなければ尚更である。

確かに闘わない生物は存在しない。闘わないことは生物としての退化を意味するのかもしれない。いくらでも自然界に敵は存在し、当然の如くあらゆるものを奪いに来る。知性が発達していようが、方法が異なるだけでありその様は変わらない。むしろ手の込んだ内容となるだろう。

健康で文化的に生きようと心すれば、理解に苦しむようになるのが血の争いなのかもしれない。インフラが整っていれば、別法的に物事を解決できる。裁判を起こせば良いからであり、後味の悪いことにもならない。

宇宙が視野に入るこの時代に、我々は宇宙空間において、どういった物事の解決の仕方をするのか時々筆者は疑問に思うのである。地上とは環境も装備も異なり、独特の風貌も手に入れるだろう。脳の容積も変化し、今の我々とは違う物事の考え方をするに違いない。ITテクノロジーとバイオテクノロジーが融合した新しい人類はどういったステップを踏んでいくのだろうか。